パイプ緑化システムとは
パイプ緑化システムは、ハイドロカルチャーと配水パイプを組み合わせた立体緑化システムです。
パイプの配置次第で、上下・前後・左右と自由度の高い植物配置が可能なため、壁面緑化・屋根面緑化・上部吊り緑化など様々なシーンに合わせてご利用いただけます。
下の図のように、ソーラー発電エネルギーを使って、養液が貯水タンクから最上段のパイププランターに押し上げられて注がれます。
養液は植物を潤しながら流れて、縦管を通って次第に下の段のパイププランターへと落ちていき、最下段まで流れると、再び貯水タンクへと戻ります。
養液が循環することで、クリーンで無駄の少ない新しい緑化システムです。
パイプ緑化システムのメリット
1. 効率的な潅水です 雨水利用 もできます。
養液が貯水タンクと植物の鉢を入れるパイプとを循環することで、最小限の水の利用で緑化システム全体への潅水を行います。
経済性と環境負荷を軽減します。雨水や空調機から出る排水を利用すれば、さらなる水道経費の節約が可能です。
2. 日常の管理の負担が軽減されます。
タンクからポンプで最上部へと水を持ち上げ注水すれば、自然落水の作用で、全体へ流れ渡ります。
最小限の動力で全体への自動潅水を行います。
このため、日常の水遣りの手間も,大掛かりな給水設備機器も不要です。
植物の生育のための肥料は、貯水タンクの水に溶解させればOKです。
3. 適切な水位管理 ができます。
パイププランター内に設けた水位堰によって、適正な水位が維持されます。
水の浸かりすぎによる根腐れを防止します。
毛細管現象で、溶液は用土の粒に充満されます。
多孔質構造の粒は、根に最適な水分と酸素を供給します。
4. 植物の入れ替えが簡単 です。
施工現場での作業は基本に、プランターを設置して、そこに植物の鉢をセットするだけで施工が完了します。
※ 自動給水の場合は、給水ポンプ・給水管・水位センサー・連結金具など潅水装置の設置を行います。
交換が簡単なため、屋外のこのシステムで育成し、室内の鉢植えなどで観賞する、養生のために再びこのシステムへ戻す、といった利用をすることができます。
5. ソーラー発電 でさらなるエコを。
ソーラーパネルを設置し、発電された電力をポンプの動力などに用いれば、電力経費を節減し、環境負荷を軽減させることができます。
6. いろんな植物が育てられます。
目的に合わせて、様々なタイプの植物を栽培することができます。
鉢の交換が簡単ですので、季節の草花を育てて、景観に彩りを添えたり、環境植樹用の樹木苗の生産基地として活用したり、レクリエーションのために野菜を栽培・収穫したりと、多用途に使うことができます。
7. 自由度の高い緑化のカタチ
用いるパイプの長さや継ぎ手の形状とその組み合わせ方によって、様々な形を作ることができます。
緑化面や部屋の形状・規模に合わせて、システムを形作ることができるため、様々なシーンに対応することができます。
配置するパイプの間隔が異なれば、印象も違ったものになります
パイプ緑化システム 導入までの手順
お問い合わせを頂きましたら、最寄りのPNGメンバーが現場調査・カウンセリングに伺わせていただきます。ご希望をお伝えください。
設置場所によって、対応出来る品種や最大荷重などが異なる場合もございますので、現場調査をさせていただきます。
その後、お客様のご希望に沿ったご提案をご提出させていただきます。
納品後のメンテナンスについてもご相談いただけます。